100m走9.96という記録を持つ陸上選手のサニブラウン選手。2022年の世界選手権では日本代表選手として初の決勝進出を成し遂げ、今の日本の陸上界を牽引する選手の一人となっています。今後の国際大会での活躍も期待される選手ですよ。
今回はサニブラウン選手のハーフという噂、家族構成などについて調査しました。
サニブラウンの家族構成は?
サニブラウン選手には7歳年下の弟さんがいて、「父親、母親、サニブラウン選手、弟」の四人家族で育ちました。サニブラウン選手のお父さんはガーナ人、お母さんは日本人であり、サニブラウン選手はガーナと日本のハーフということになります。ガーナは西アフリカにある共和制国家です。
フルネームは「サニブラウン・アブデル・ハキーム」、名付け親は祖父であり、「アブデル」は「司る人」、「ハキーム」は「賢い」という意味を持っているそうですよ。
サニブラウンの父は?
サニブラウン選手のお父さん、ラティフさんについては、東京都内でスポーツバーを経営しているという情報がありました。ガーナ人で大柄なお父さん、サッカーの経験があるという情報もありましたよ。その影響もあってか、サニブラウン選手も子どもの頃にはサッカーに取り組んでおり、フォワードをしていたそうです。確かにサニブラウン選手の身体能力があればサッカーでも活躍できそうですよね。
サニブラウンは日本のアニメを禁止されていた?
サニブラウン選手とお父さんのエピソードとして、サニブラウン選手はお父さんから英語のアニメばかりを見せられていたという情報がありました。日本のアニメは禁止されていたそうですよ。サニブラウン選手は日本で生まれ育っているので、これは少し可愛そうな気もしますが、こういったお父さんの方針のおかげもあって、サニブラウン選手は英語が堪能なんですって。
サニブラウンの母は?
サニブラウン選手のお母さん、明子さんはスポーツ用品メーカーに勤務されていたことが明らかになっています。専門学校を卒業してからそちらに就職されたそうですよ。
お母さんは高校時代に陸上競技の100m、100mハードルでインターハイに出場した経験があるのだとか。お母さんも凄い陸上選手だったのですね。この両親の子であるサニブラウン選手が日本を代表する陸上選手になったというのも納得です。
サニブラウンが陸上競技を始めたのは母の影響
前述の通りサニブラウン選手は子どもの頃にサッカーをプレーしていましたが、その後陸上競技に転向することになったのはお母さんの影響なんです。サニブラウン選手は団体競技には向いていなかったとのことで、小学三年生の時にお母さんから個人競技の陸上競技を勧められたのですね。もちろん、サッカーを続けていてもサニブラウン選手は大成していたかもしれませんが、陸上の世界でサニブラウン選手はスーパースターとなっているのでお母さんの判断は間違ってはいなかったと言えるでしょう。
母はサニブラウンの支え
サニブラウン選手は少し気弱なところもあるそうですが、そんなサニブラウン選手の精神面を支えているのもお母さんなのだとか。お母さんはサニブラウン選手に「正しいと思ったら貫きなさい」という教えを説いており、高校時代から目を守るためにサングラスをかけて走る事が多かったサニブラウン選手が「高校生らしくない」といった感じで批判を受けても、お母さんの教えを胸に自分を曲げずに戦っていたそうですよ。
サニブラウンの弟は?
サニブラウン選手の弟、サニブラウン・アブデル・ハナン選手はサッカー選手です。なんと2025年よりJリーグ、J1のアビスパ福岡のトップチームへの昇格を果たしていますよ!2006年7月生まれでまだ20歳にも満たない若いサニブラウン・ハナン選手。Jリーグでのこれからの活躍が期待されています。
サニブラウンの生い立ちと経歴
ここからはサニブラウン選手の生い立ちと経歴について紹介します。
福岡で生まれ東京で育った
サニブラウン選手は福岡県北九州市生まれの東京都育ち。港区立お台場学園港陽小学校、城西大学附属城西中学・高校に通いました。城西大附属時代はかつてシドニー五輪に出場したクラブ顧問、山村貴彦さんの指導の下、インターハイ男子200m準優勝を達成。更に第69回国民体育大会100mで高校1年生記録となる10秒45を記録し、優勝を成し遂げました。日本ジュニア陸上では200mで、これまた高校1年生記録となる21秒09を記録、上級生にも打ち勝ち優勝しましたよ。
2017年にフロリダ大学に進学
2015年の世界ユース陸上競技選手権大会で100m、200mの二種目で優勝を果たしたサニブラウン選手は、2015年世界陸上競技選手権大会で日本代表に選出され、男子200mで史上最年少、16歳での準決勝進出を果たしました。
2017年は日本陸上競技選手権大会男子100m、200mの両競技で初優勝。トップの舞台で活躍を続けたサニブラウン選手は、2017年9月よりフロリダ大学に進学し、練習拠点をフロリダ州ゲインズビルに移しました。
2019年に日本新記録を樹立
2019年のSEC屋外陸上競技選手権大会100m決勝では9秒99を記録、日本人選手史上二人目の9秒台ランナーとなると、同年のNCAA屋外陸上競技選手権大会決勝で9秒97を記録しました。これは当時の日本新記録でしたよ。福岡で行われた日本陸上競技選手権大会では100m、200mの二冠を達成し、二種目で世界陸上競技選手権大会代表に選出されました。
2020年には一時フロリダ大学を休学し、練習拠点をジャクソンビルのタンブルウィード・トラック・クラブに変更するということもありましたよ。
パリ五輪で自己ベスト更新
2022年に世界陸上男子100mでは決勝進出を果たしましたが、陸上の世界大会の男子100mで日本人選手が決勝に進出したのは実に90年ぶりとなる偉業でしたよ。2023年のブダペスト世界陸上では6位に入賞、これは世界選手権における日本勢過去最高順位を更新する成績でした。
2024年のパリ五輪では陸上男子100mで準決勝に進出し、9秒96と自己ベストを更新する走りを見せました。惜しくも決勝には進めませんでしたが、9秒台で決勝進出を逃す事例はとても稀な出来事だったようですよ。
最後に
今回はサニブラウン選手のハーフという噂や家族構成などについて紹介しました。100m9秒96と200m20秒08はいずれも現時点で日本歴代2位の数字、今後さらなる記録更新で日本記録を叩き出す走りも期待されます。家族の応援を背に、サニブラウン選手にはこれからも素晴らしい走りを見せて欲しいですね!