2016年から2020年にかけて週刊少年ジャンプで連載され、その好評ぶりからアニメ化もされた「約束のネバーランド」。しかしそんな約束のネバーランドですが、アニメの最終回がひどいと各所で酷評のレビューが相次いで飛び交っています。では約束のネバーランドの最終回がひどいと言われる理由は何なのでしょうか。今回は約束のネバーランドの最終回がひどいといわれる理由や打ち切り説の真相について紹介します。
約束のネバーランドの最終回がひどいと話題に
約束のネバーランドのアニメは2019年に1期が、そして2021年からは2期が開始されており、1期と2期合わせて合計23話が放送されました。しかし原作の漫画版とは打って変わってアニメ版の約束のネバーランドは特に最終回がひどいという声が続出しておりかなり厳しい評価が付けられています。
週刊少年ジャンプ出身の作品としては鬼滅の刃 最終回 ひどいとの声も度々目にしますが、約束のネバーランドの最終回も同様に、もしくはそれ以上にひどいと言われるほど。ではなぜここまで酷評されているのか、次からは約束のネバーランドの最終回がひどいと言われる理由を深掘りしてみていきましょう。
理由①登場人物の言動が突発的すぎる
約束のネバーランドの最終回で最もひどいといわれる理由の一つに、登場人物たちの言動があまりにも突発的すぎる点が挙げられます。本来、約束のネバーランドは登場人物たちの心理描写や駆け引き、そして葛藤や迷いなどの心情の揺れ動きが魅力的な作品でした。しかし約束のネバーランドの最終回ではそういった登場人物たちの深掘りが殆どされておらず、カットされてしまっています。
それだけに視聴者が全く理解できないまま、登場人物たちが大きな決断をしていたり急に成長していたり、迷いが吹っ切れていたり等の不可解な現象が発生してしまうことに。それだけに初見では登場人物たちの言動の意味や過程が全く理解できず、突発的すぎて意味がわからないと感じてしまった方が多いようです。
理由②なぜかダイジェスト風だった
約束のネバーランドの最終回がひどいといわれる要因には、手抜きではないかと言わざるを得ない演出にもあります。最も盛り上がるはずの最終回ですが、なんと約束のネバーランドの最終回では衝撃のダイジェスト形式となっており、多くの場面で静止画とナレーションで顛末が説明されることとなりました。またクライマックスであり視聴者が最も気になっていたであろう世界の行方や登場人物たちのその後も僅か数分のダイジェストでまとめられているだけで、あまりの呆気なさに消化不良感を覚えた視聴者が多かったようです。
理由①と併せてあまりにも描写や説明が不足しすぎており、まるで視聴者の想像にお任せするといったテイストも感じられただけに不満に思う声が続出したといわれています。
理由③アニメ1期の最終回のクオリティが高すぎた
これは約束のネバーランドの最終回のみに限った話ではありませんが、1期と2期との間で作品のクオリティにかなりの差があったといわれています。実際に約束のネバーランドの1期に関しては原作ファンからの評価も高く、「原作の魅力を引き出している」等の声が相次いでSNS上には寄せられていました。しかし約束のネバーランドの2期になるとその評価は一変、演出や構成がかなり異なってしまったことから視聴者から不満が続出。そして極め付けは全く盛り上がらない演出のまま淡々と迎えた最終回で、1期の頃から見ていた視聴者からは反感を買う結果になってしまったようです。
理由④エマの記憶喪失
最後に紹介する理由は、約束のネバーランドで大きなテーマとなるはずだった主人公エマの記憶喪失の問題ですが、最終回でも深掘りがほとんどされておらず本来の魅力を全く出せないまま終わってしまっています。
特に賛否両論が多かったのはエマが記憶喪失のままノーマンと再会する場面で、一見幸せそうなハッピーエンドに見えますが原作ファンからは批判が殺到。最後の最後までエマが記憶喪失のまま終わるのは納得ができない、あまりに不憫すぎるといった声が寄せられています。
本来であれば約束のネバーランドの物語の大きな魅力になるはずだったエマの記憶喪失の問題。しかしそのテーマをアニメはうまく描けなかったと言わざるを得ませんね。
約束のネバーランドは打ち切りだった?
あまりに約束のネバーランドの最終回が消化不良であったことから、一部の視聴者からは「打ち切りだったの?」との声も上がっています。しかし実際アニメ版約束のネバーランドが打ち切りだったとの情報はなく、当初から予定されていた話数を全て放送し終えたと思われます。
また、原作の漫画版の最後の展開もアニメ版と同じであり、約束のネバーランドの最終回が打ち切りだったという意見は誤りであると言えるでしょう。ただ、アニメ版はカットされている原作のエピソードも多く、かなり駆け足気味で構成されています。打ち切りだと感じる方が多いのも仕方のないことなのかもしれません。
一方でこんな声も
約束のネバーランドの最終回がひどいといわれている一方で、中にはこんな捉え方をして好評な意見を述べている視聴者も一定数いました。
- 原作とは異なるエンドが見れて異なる楽しみ方ができた
- エマらしいラストだったと思う
- ダイジェスト式は分かりやすかった
特に多かったのは主人公のエマの思想や願いが強く反映されたラストで、原作以上にハッピーエンドだという意見です。エマの記憶喪失の問題の扱い方などをめぐって視聴者の間では賛否両論ありましたが、誰も不幸にならずに希望を感じさせる終わり方だったと捉えて好印象を抱いた視聴者も多いようですね。
まとめ
今回の記事では約束のネバーランドの最終回がひどいといわれている理由について紹介しましたがいかがでしたか。約束のネバーランドの最終回はさまざまな理由からひどいといわれていますが、視聴者の捉え方によって評価は大きく異なるという点もあります。
ただ原作ファンからの反響はあまりよくはなく、もうちょっと良い方で締めくくれたのではないかというのが大方の本音のようですね。

