『炎炎ノ消防隊』は大久保篤先生の作品で、『週刊少年マガジン』で連載されていました。炎炎ノ消防隊はアニメ第3期2クール目が始まるので注目が集まっていますが、最終回がひどいというのは本当なのでしょうか。
また、一部では転スラ 最終回 ひどいという意見も出ていましたね。そこで今回は、『炎炎ノ消防隊』の最終回がひどいって本当なのか、ネタバレと理由について紹介します。
炎炎ノ消防隊の最終回がひどいって本当?
炎炎ノ消防隊は2015年に連載が始まり、『炎炎ノ消防隊』(第1期)が2019年7月6日から2019年12月28日、『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』(第2期)が2020年7月4日から2020年12月12日、『炎炎ノ消防隊 参ノ章』(第3期)は2025年4月5日から2025年6月21日まで放送されていました。
また、炎炎ノ消防隊は舞台化されるほど人気もあり、アニメクライマックスなので注目度が高まってきています。
しかし、一部では炎炎ノ消防隊の最終回がひどいと言われていますが、本当なのでしょうか。
一部からはマイナス意見が
炎炎ノ消防隊の最終回がひどいという意見は確かにあるようで、それは急展開過ぎる終わり方を迎えたことなどが大きく影響しているようです。
ただ、炎炎ノ消防隊に限らず、最終回で急展開、駆け足になるということは珍しくなく、ページ数や期限といった影響を与えてしまっているのではないでしょうか。
また、どんなに評価が高い作品でも、全ての人を満足させることはできないので、仕方がない部分なのかもしれません。
ただ、アニメでオリジナルシーンなどが加えられるかもしれないので、放送されるのを楽しみにしておきましょう。
プラス意見もある
炎炎ノ消防隊の最終回がひどいという意見もありますが、実際にはプラス意見も多くあります。
特に、炎炎ノ消防隊のシリアスシーンとギャグパートが良いバランスで組み込まれているので、重たくなりすぎないことが評価されているようです。また、炎炎ノ消防隊のアニメ版は高く評価されており、映像美や迫力のあるバトルシーン、BGMといったことも評価されており、そう言った部分がプラス意見となっていると思われます。
賛否両論あるようですが、原作とアニメの2つを見ることで、満足できるのではないでしょうか。
『炎炎ノ消防隊』ネタバレと理由を紹介!
炎炎ノ消防隊はとても人気のある作品ですが、上記のようにプラスの意見とネガティブな意見が入り交じる評価になってしまいました。そういった評価になってしまうのには理由があると思いますが、なぜ『炎炎ノ消防隊』は最終回がひどいなどと言われてしまっているのでしょうか。
それでは、どういった評価を下げてしまったのか、炎炎ノ消防隊の最終回がひどいと言われる理由をネタバレと共に詳しくみていきましょう。
伏線の未回収
炎炎ノ消防隊の最終回がひどいと言われる理由は、伏線が回収できていないことが関係しているとされています。炎炎ノ消防隊のように長期連載の作品は、序盤から様々な伏線を張り巡らせていくことが多いです。そういった読者の間で様々な意見が交換され、予想するという面白さがあるのですが、炎炎ノ消防隊のように伏線を回収できないまま完結してしまうということがあります。
そういった場合、読者は不完全燃焼となってしまい、批判的な意見が寄せられてしまうので、そういったことが影響を与えているのではないでしょうか。
大きすぎるスケール
炎炎ノ消防隊はスケールの大きい作品であることが魅力であり、それと同時にマイナスポイントになってしまっています。
炎炎ノ消防隊には神に選ばれし炎と呼ばれる「アドラバースト」や異界に干渉することができる「アドラリンク」といった設定があり、かなり複雑になっているのも特徴の1つです。用語から見ても分かるとおり、炎炎ノ消防隊では神や別次元といったスケールの大きい事象が深く関わっています。
そういった複雑な設定などは初見で理解することができず、マイナス要素になっているのではないでしょうか。
詰め込みすぎた
上記でも軽く紹介したように、炎炎ノ消防隊の最終回は駆け足気味で終わってしまい、急展開だったという意見が多く寄せられています。
具体的には、主人公である新羅日下部が「森羅万象マン」という神のような存在となり、亡くなってしまった仲間を蘇らせ、人体発火がない世界に創りあげて平和を迎えました。
最終回で一気にこのような展開を迎えてしまったので、詰め込みすぎた感じが否めず、亡くなったキャラクターが生き返るというのも都合が良すぎるということで意見が分かれてしまったようです。
主要キャラの深掘り不足
炎炎ノ消防隊には新羅日下部を筆頭に個性豊かなキャラクターが多数おり、1人1人が主役のような風格、人気を持ち合わせていました。
そして、新羅日下部の親友でメインキャラクターの1人であるアーサー・ボイルは、最終局面で最強の敵・ドラゴンと戦い、相打ちという形で命を落としてしまいます。アーサー・ボイルが仲間を守るシーンなどは感動的ではありましたが、描写があっさりしており、内面などもそこまで深く描かれていなかったのでマイナス意見が寄せられてしまったのではないでしょうか。
哲学的な設定
炎炎ノ消防隊の黒幕は伝道者一派と呼ばれるグループなのですが、最終回を迎えても本当の敵は誰だったのかという疑問が残る終わり方をしてしまいました。
伝道者一派も人類の集合意識と呼ばれる「アドラ」によって動かされていたとされており、明確な黒幕が描かれていないので、疑問が残ってしまったのではないでしょうか。
このように、炎炎ノ消防隊は哲学的な設定が盛り込まれており、複雑であるため理解されず、ひどいという意見が出てしまったのかもしれませんね。
ソウルイーターとの関係性
炎炎ノ消防隊の原作者である大久保篤先生は、2004年から2013年まで『月刊少年ガンガン』で連載されていた『ソウルイーター』の作者でもあります。
そして、炎炎ノ消防隊の最終回で突如、『ソウルイーター』の前日譚であったという描写が登場し、それに対して賛否両論が巻き起こってしまいました。
これまでにそういった伏線があったわけでもないですし、『ソウルイーター』を知らない人にとっては理解できないことなので、意見が分かれてしまっても仕方なかったのかもしれません。
まとめ
今回は『炎炎ノ消防隊』の最終回がひどいって本当なのか、ネタバレと理由について紹介しました。
炎炎ノ消防隊は最終回を迎えても、「アドラ」や焔ビト発生の理由などが明確に描かれていないので、アニメでその辺りに触れられれば良いですね。
ちなみに、炎炎ノ消防隊の後日譚である『ソウルイーター』は、全く違うコンセプトになっているので気になる人はチェックしてみましょう。

